2023年2月に開催された研究集会「群・環・言語と計算機科学の周辺領域」において講演した内容をまとめたもので、深浦君の研究をまとめた内容です。
Sphericity of the Standard Presentation of Fibonacci Group
Haruki Fukaura, Akihiro Yamamura
数理解析研究所講究録 2265巻 (2023) pp. 15-19
秋田大学理工学部 数理・電気電子情報学科
2023年2月に開催された研究集会「群・環・言語と計算機科学の周辺領域」において講演した内容をまとめたもので、深浦君の研究をまとめた内容です。
Sphericity of the Standard Presentation of Fibonacci Group
Haruki Fukaura, Akihiro Yamamura
数理解析研究所講究録 2265巻 (2023) pp. 15-19
Lecture Notes in Networks and Systems Vol.693 (2023) pp.983-990
2023年2月に開催された国際研究集会「International Congress on Information and Communication Technology」において講演した内容をまとめたもので、再生可能エネルギーへのブロックチェーンの応用に関する研究をまとめたものです。
理論物理学研究室に所属している博士後期課程3年の湯本です。
3/22-25に開催された日本物理学会2023年春季大会にて「位相幾何学的視点に基づいた格子フェルミオンの最大個数に関する予想」という題目で口頭発表を行いました。
本学会はオンライン形式で開催されました。
理論物理学研究室に所属している博士後期課程3年の湯本です。
「計算物理 春の学校2023」にて「グラフ理論に基づいたLattice fermionとLaplacian operatorとしてのWilson term」というタイトルでポスター発表を行いました。
本研究会は、ハイブリッド形式で3/13-15日の3日間開催されました。
私が発表したポスターの内容については研究会HPにて公開されていますので、そちらをご確認ください。
理論物理学研究室に所属している博士後期課程3年の湯本です。
標記の国際研究会「Novel Lattice Fermions and their Suitability for High-Performance Computing and Perturbation Theory」にて「Lattice fermions based on graph theory and a new conjecture about species doubling」という題目で招待講演を行いました。
本研究会は、対面で3/6-10の5日間開催されました。
感想:
現地でRIMS共同研究に参加し、研究者の方々の発表を伺って、プレゼン時の表現、発表時間のコントロールなど様々なところ、非常に勉強になりました。そして、今回言語分野の発表について、Potapov氏の発表中ワード間距離の定義や結晶構造の予測について興味深いことです。Meduna氏のGrammars with context conditionsについてのプレゼン、何種類のGrammarsやGrammarsの関係を紹介し、とても感銘を受けました。他分野の発表も聴講して良かったので、今回の経験を生かして、今後の集会に内容や説明の仕方の工夫を凝らそうに努力します。
感想:
前回のRIMSでの発表はオンラインだったため、対面での発表は今回が初めてでした。発表中に指摘や質問を受けても応対出来るよう、入念に準備をすることが重要であることを実感しました。また発表後に受けた英語の質問の応答に苦戦し、自身の英語力の無さを痛感しました。他の方の発表では、群やそれ以外の代数構造における様々な問題と、それに対する様々な手法を知ることができ、特に語の組合せ論に関する多くのことを学ばせて頂きました。今回のRIMSで得ることができた知識を活用し、自身の研究を進めていきたいと考えています。
8th International Congress on Information and Communication Technology(2023年2月20-23日開催)参加報告
感想:
使用電力が再生可能エネルギーであることを証明する再生可能エネルギー証明書の発行、管理をBlockChainを用いて分散化させた方法について発表しました。前回のポスター発表の失敗を踏まえて発表原稿の準備に時間をかけました。また発表後質問を頂けました。しかし聞き取る事ができず、答える事ができませんでした。英語を聞き取ることは少しは自信があったのもあり、心残りがある終わり方になってしまいました。英語の訓練は今後継続的に行おうと決意しました。他の方の発表は現地時間でのタイムテーブルであったため全ては聞けませんでした。私のグループの方々は環境問題に向けて様々な技術を用いてアプローチを行なっていました。正直理解はできませんでしたが、いろいろな技術がたくさんの可能性を持つことを知る事ができました。
https://icict.co.uk/
佐藤優樹
The 6th International Symposium on Mobile Internet Security (Mobisec 2022)は2022年12月15日-17日の3日間、韓国の済州島の Jeju Oriental Hotelで開催されました。
1日目(12月13日)
秋田空港から羽田空港に向かい、そこで一泊しました。
2日目(12月14日)
羽田空港から、ソウルの金浦国際空港(キンポこくさいくうこう)に向かいそこから乗り換えて済州国際空港へ渡航しました。
15:55に出発し、22:00に到着しました。
その後ホテルにチェックインしました。
3日目(12月15日)
朝に学会の会場に徒歩で向かい、参加しました。
学会感想:
印象に残った発表は Fang-Yie Leu 氏による「 Security Mechanisms for Data Transmission among B5G/6G Networks 」
でした。5Gを初めとする最新の通信規格に必要なセキュリティ要件についてや、通信に用いている暗号技術を知れました。
知識の無い自分でもある程度理解することができ内容は勿論、発表の方法についても学びを得ることができました。
4日目(12月16日)
夕方のセッションで「Renewable Electricity Certificates using Smart meters and BlockChain」という題目でポスター発表をしました。初めての英語で発表ということもあり、とても緊張しました。
発表概略は以下です。
昨今、世界的に脱炭素に向けて、再生可能エネルギーの利用が進められており、ここで重要になってくるのが使用する電力が再生可能エネルギーであることを証明することです。しかしその証明に第三者機関が証明書を発行、認可しているのが現状です。ここで第三者機関が証書を利用する人のデータを流出させるような不正が行えてしまう問題点を指摘し、その解決のためにスマートメータとブロックチェーンを用いて再生可能エネルギーを証明する証書の発行及び検証、管理を行うモデルの提案をしました。
学会感想:
発表を行いました。発表原稿を見ながらの発表になり、ポスターを見にきてくれた方を気にすることができませんでした。発表を終えた後、韓国での僕の研究に関連する事例を教えていただきました。頂いた質問はどのように実装するかについてで、自分はそのような知識を持っておらず今後の研究に必要な知識を確認できました。印象に残った発表は Hoseok Kwon 氏の「 Blockchain Applied 5G Authentication and Key Agreement Evaluation 」です。5G通信に必要なデータの管理にブロックチェーンを用いたものでした。ブロックチェーンはさまざまな分野での応用が期待されているもので、その応用先を考えるためにはブロックチェーンだけではなく様々な知識をつける必要があると感じました。
5日目(12月17日)
学会が午前中に終了し午後から夜にかけて済州を散策しました。済州は大きく分けて旧済州と新済州に別れており、午後は旧済州、夕方は新済州を散策しました。
学会感想:
印象に残った発表は ChangHyun Roh 氏による「 A Study on PLC Data Integrity Verification Using Private Blockchain 」でした。題目からは自分の研究との関連性を感じましたが、発表を聞いてみると実装のしやすさ等、全く違う着眼点で研究を行っており、ブロックチェーンについての新たな視点を知ることができました。
7日目(12月)
夜のフライトで羽田に向かうため、それまでホテル周辺を散策しました。また帰国後東京のホテルで一泊しました。
8日目(12月19日)
朝に東京から秋田に戻りました。
【感想】
学会ではセキュリティについての発表を聴講しました。特に5G、ブロックチェーンについての内容はどれも興味深いものでした。全ての発表を通して感じたのは皆さんの英語力の高さです。研究を行う上で英語力を上げる重要性を感じました。また自分の発表については実際に発表をすることで準備の足りなさを実感しました。実際に発表の練習をさらに行い、様々な人からの意見を得た上で発表する必要性を強く感じました。今回の学会でどのような発表がわかりやすいかを学べたのでそれを踏まえ、今後に活かしたいと思います。海外の発表はもちろん、渡航も初めてで全てにおいて緊張しましたが、大変貴重な経験ができました。今回の渡航で一番印象に残ったのは飛行機の乗り継ぎができなかったことです。トラブルが起きても落ち着いて情報を整理する重要性を学びました。本学会参加にあたり、研究室の先生や友人には多くのご協力をいただきました。本当にありがとうございました。
博士後期課程2年の湯本です。標記の研究会にて「グラフ理論と位相不変量に基づくdoublerの最大個数についての考察」というタイトルで口頭発表を行いました。
当研究会は、格子上の場の理論に関する近年の理論的進展を主たるテーマとして、格子上の場の理論と連続時空上の場の理論の関係を理解することを目的に企画された研究会となります。開催日程は7/19-22の4日間で、対面で行われました。
https://www2.yukawa.kyoto-u.ac.jp/~lattice-qft2022/home.html
発表概要については以下の通りとなります。
格子ゲージ理論において、ダブリング問題はNielsen・二宮のno-go定理により定式化されている。しかし、離散化された一般次元多様体上におけるfermion自由度(doubler)の最大個数は、このno-go定理では説明することができない。したがって、離散化された一般次元多様体上におけるdoublerの最大個数について言及する新たな定理の構成が必要不可欠となった。この新たな定理の構成に向けた議論として、今回の発表では、(1)グラフ理論から着想を得た新たな格子Dirac演算子の解析方法、及びdoublerの個数が格子Dirac演算子の退化次数であることを説明する。(2)位相不変量であるBetti数に着目した新たな定理の予想とその考察について議論していく。