国際研究集会 「The 6th International Symposium on Mobile Internet Security」における研究発表報告:佐藤優樹さん(山村・Fazekas 研究室)

The 6th International Symposium on Mobile Internet Security (Mobisec 2022)は2022年12月15日-17日の3日間、韓国の済州島の Jeju Oriental Hotelで開催されました。

1日目(12月13日)
秋田空港から羽田空港に向かい、そこで一泊しました。

2日目(12月14日)
羽田空港から、ソウルの金浦国際空港(キンポこくさいくうこう)に向かいそこから乗り換えて済州国際空港へ渡航しました。
15:55に出発し、22:00に到着しました。

済州国際空港

その後ホテルにチェックインしました。

3日目(12月15日)
朝に学会の会場に徒歩で向かい、参加しました。

学会感想:
印象に残った発表は Fang-Yie Leu 氏による「 Security Mechanisms for Data Transmission among B5G/6G Networks 」
でした。5Gを初めとする最新の通信規格に必要なセキュリティ要件についてや、通信に用いている暗号技術を知れました。
知識の無い自分でもある程度理解することができ内容は勿論、発表の方法についても学びを得ることができました。

学会会場学会の雰囲気鮑の炊き込みご飯とウニスープサムギョプサル

4日目(12月16日)
夕方のセッションで「Renewable Electricity Certificates using Smart meters and BlockChain」という題目でポスター発表をしました。初めての英語で発表ということもあり、とても緊張しました。

発表概略は以下です。
昨今、世界的に脱炭素に向けて、再生可能エネルギーの利用が進められており、ここで重要になってくるのが使用する電力が再生可能エネルギーであることを証明することです。しかしその証明に第三者機関が証明書を発行、認可しているのが現状です。ここで第三者機関が証書を利用する人のデータを流出させるような不正が行えてしまう問題点を指摘し、その解決のためにスマートメータとブロックチェーンを用いて再生可能エネルギーを証明する証書の発行及び検証、管理を行うモデルの提案をしました。

学会感想:
発表を行いました。発表原稿を見ながらの発表になり、ポスターを見にきてくれた方を気にすることができませんでした。発表を終えた後、韓国での僕の研究に関連する事例を教えていただきました。頂いた質問はどのように実装するかについてで、自分はそのような知識を持っておらず今後の研究に必要な知識を確認できました。印象に残った発表は Hoseok Kwon 氏の「 Blockchain Applied 5G Authentication and Key Agreement Evaluation 」です。5G通信に必要なデータの管理にブロックチェーンを用いたものでした。ブロックチェーンはさまざまな分野での応用が期待されているもので、その応用先を考えるためにはブロックチェーンだけではなく様々な知識をつける必要があると感じました。

ポスターセッション夜のバンケット

5日目(12月17日)
学会が午前中に終了し午後から夜にかけて済州を散策しました。済州は大きく分けて旧済州と新済州に別れており、午後は旧済州、夕方は新済州を散策しました。

学会感想:
印象に残った発表は ChangHyun Roh 氏による「 A Study on PLC Data Integrity Verification Using Private Blockchain 」でした。題目からは自分の研究との関連性を感じましたが、発表を聞いてみると実装のしやすさ等、全く違う着眼点で研究を行っており、ブロックチェーンについての新たな視点を知ることができました。
新済州太刀魚の煮込み学会会場付近の海

6日目(12月18日)
この日に帰国する予定でしたが雪のため済州からソウルの金浦国際空港への飛行機が遅れ、羽田空港行きの飛行機への乗り継ぎに失敗しました。遅延したフライトの待機時間にチケット等の変更を行い、結果この日はソウルのホテルで過ごしました。

ソウル駅ソウル市街地

7日目(12月)
夜のフライトで羽田に向かうため、それまでホテル周辺を散策しました。また帰国後東京のホテルで一泊しました。

祟礼門屋台のトッポギ

8日目(12月19日)
朝に東京から秋田に戻りました。

【感想】
学会ではセキュリティについての発表を聴講しました。特に5G、ブロックチェーンについての内容はどれも興味深いものでした。全ての発表を通して感じたのは皆さんの英語力の高さです。研究を行う上で英語力を上げる重要性を感じました。また自分の発表については実際に発表をすることで準備の足りなさを実感しました。実際に発表の練習をさらに行い、様々な人からの意見を得た上で発表する必要性を強く感じました。今回の学会でどのような発表がわかりやすいかを学べたのでそれを踏まえ、今後に活かしたいと思います。海外の発表はもちろん、渡航も初めてで全てにおいて緊張しましたが、大変貴重な経験ができました。今回の渡航で一番印象に残ったのは飛行機の乗り継ぎができなかったことです。トラブルが起きても落ち着いて情報を整理する重要性を学びました。本学会参加にあたり、研究室の先生や友人には多くのご協力をいただきました。本当にありがとうございました。