佐藤達彦君(M2)が、5月26-27日に国際教養大学で開かれた研究集会(International Workshop on Natural Computing)において、「Removal of secondary color artifacts from coring images using FCNs」の題目で深層学習を利用した地層擾乱の自動検出について発表を行いました。発表から質疑応答まで全てを英語で行うのは初めての経験であり非常に緊張しましたが、良い経験となったと思います。
セッションからは、群知能やDNA配列を元にしたアルゴリズムなど、自然計算における様々なアプローチについて学ぶことができました。学んだ内容を用いて自身の研究に活かせるよう努めていきたいと考えています。
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三角先生の解説記事「リサージェンス理論:摂動論から非摂動効果を理解する」が 日本物理学会誌2018年6月号に掲載されました
http://www.jps.or.jp/books/gakkaishi/2018/06/736.php
日本物理学会誌の解説記事は,編集委員が選定した注目度・重要性の高い研究テーマについて,専門の研究者に依頼して執筆されるものです.
今回の記事では,量子論の新たな非摂動解析法であるリサージェンス理論について,三角先生が共同研究者である藤森俊明助教,坂井典佑訪問教授(慶應大)とともに解説しています.
初年次ゼミ「数理科学の世界」で、瀬々先生(横手清陵学院高等学校)の講演が行われました
平成29年5月15日(火)に、数理科学コース1年生の科目である初年次ゼミ「数理科学の世界」の中で、キャリアパス教育の一環として横手清陵学院高等学校の瀬々先生の講演が行われました。
瀬々先生が「博士号教員」として秋田に赴任するまでのお話や、研究者としてのお話、そして現在の高校教員になるためのキャリアパスから、新指導要領によって大きく変わる点などについてのお話があり、それを実感するためのグループ学習が行われました。また横手高等学校のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)としての取り組みについても解説していただき,高校生に対する数理教育のこれまでとこれからについてもお話していただきました。
瀬々先生の講演のスライドは以下から見ることができます。
瀬々先生講演スライドファイル
数理科学コースのための院進学を考える進路選択ガイダンス
平成30年度秋田こだわり木の家協議会通常総会”にて基調講演を行いました。
平成30年度秋田こだわり木の家協議会通常総会にて「AIが導く快適な家づくり未来像」というタイトルで基調講演を行いました.
建設産業・木材産業の方々が集まる本総会での発表ということで,AIに詳しくない方にも楽しんでいただけるよう,AI研究の長い歴史の解説から始め,AIのここ最近の発展の理由や今後の応用先に関する話題までを丁寧に紹介いたしました.
講演の様子や総会の報告は秋田こだわり木の家協議会さまのHPにてもご確認できます.
http://akitakodawari.com/index2.html
平成29年度成績優秀者表彰
平成29年度 の成績優秀者を次の通り表彰しました(以下、学籍番号順、敬称略)。
北光会賞受賞
- 4年次 加瀬 力
北光会賞受賞者は、成績が優秀だった4年生の中からコース推薦された学生です。
数理科学コース成績優秀者
- 4年次 佐々木 龍也
- 2年次 浦住 颯馬
- 2年次 古木 大雅
数理科学コースでは毎年度、2年次および4年次の後期までの通算成績が優秀だった学生が成績優秀者として表彰され、2 年生には次年度初めのガイダンスの時に、4 年生には卒業式後に、表彰状と副賞が贈られます。
各位のさらなるご健闘を祈ります。
数学基礎論・理論計算機科学系の研究集会(手形L4研究集会)を開催いたしました
3月26日から3月29日にかけて秋田大学にて数学基礎論・理論計算機科学系の研究集会(手形L4研究集会)を開催いたしました.
http://www.math.akita-u.ac.jp/~ryoma/workshop/tegata_l4_2018/
招待講演者16名,学生LT講演者4名で聴講参加者も含めると合計30名程度が参加され,全日において講演者・参加者らが分野を超えて活発に議論しており,有意義な研究集会となりました.
今回だけに終わらず,今後もこのような研究集会を秋田大学で開催して行きたいと思います.
学生(佐藤達彦君)が研究発表:情報処理学会全国大会(早稲田大学)で発表しました
学生(大黒准哉君、保坂大介君、加瀬力君)が研究発表:研究集会「代数系、論理、言語とその周辺領域」(数理解析研究所)で発表しました
2018年2月19-21日に、京都大学数理解析研究所にて研究集会「代数系、論理、言語とその周辺領域」が開催されました。
「Euclidean algorithm for Gaussian integers」、
「Extension of Konig-Egervary theorem」、
「Rearrangement of two-dimensional colored arrays」
という題目で、山村-Fazekas 研究室の大黒准哉君(M1)、保坂大介君(M1)、加瀬力君(B4)がそれぞれ20分間の発表を行いました。
大黒君の感想:
今回、ガウス整数環でユークリッド互除法の計算時間を評価することをメインテーマとして発表した。
3日間の中で代数、言語、オートマトンそれぞれの分野の発表が行われたがそれぞれの分野で興味を引くような内容もあった。しかし、あまり英語が得意でないことや専門知識が少ないことからあまり理解できなかったように感じる。今回の研究集会の中で課題に感じた英語や専門知識についてこれから一年強化していきたいと思う。
保坂君の感想:
min-max定理の一つであるKonig-Egervaryの定理の拡張を試みる研究について発表しました。
スライド作成の際に頂いた多くのご指導のおかげで無事に発表を終えることができました。テーマが広大なため様々な分野の発表があり、浅学非才の身では十分に理解できませんでしたが、興味深いものが多々ありました。より広く深く数理科学を学習しようという思いが強まりました。
加瀬君の報告:
今回、prefix reversal と呼ばれる操作で整列できる、できない行列の分類について発表しました。
この研究集会に参加して1番印象に残っているのは、スライドの良し悪しの差を感じたところです。英語が得意でないので、理解がおいつかなかった発表もあったが、良いスライドといえるような発表は、文章は端的に書いてあって、読みやすく、図、グラフ等が豊富でビジュアルが強く、何を言っているか理解するのか容易であった。次回、どこかの研究集会等で発表するときは、今回の経験を生かして、良いスライドが作れるようにしたい。
模擬授業フェスティバルに参加しました(及川貴文、柳沼孝一朗、湯本純)
及川貴文、柳沼孝一朗、湯本純の3名が平成30年2月21日に秋田大学教育学部主催の模擬授業フェスティバルに「数理科学3年」として参加した。
模擬授業では高校1数Iの二次関数について行った。
授業に対していただいた講評
- 秋田型授業として注目されている探求型の授業を取り入れるとより良い授業になる。
- 生徒が想定とは違った反応を返した時の対処を考えているのはよかった。
今回いただいた講評を基に教育実習、教員採用試験に向けて学習をしていきたいと思う。