ひらめき☆ときめき サイエンス 仮想通貨の仕組みとブロックチェーン

不思議な数式でも視点を変えると理解できる、そのような数学面白さを感じてもらうプログラムです。

日時:令和元年 8月9日(金) 9:30~16:20
場所:秋田大学理工学部7号館209教室
対象:高校生
参加費:なし

〇問合せ先
 T E L:018-889-3003
 F A X:018-889-2928
 E-mail:gakujutu@jimu.akita-u.ac.jp
 担当部局:地方創生・研究推進課 加賀屋 
      (担当教員 理工 山村研究科長)

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国際研究集会「The 25th International Workshop on Cellular Automata and Discrete Complex Systems (AUTOMATA 2019)」で学生が発表を行いました

国際研究集会「The 25th International Workshop on Cellular Automata and Discrete Complex Systems (AUTOMATA 2019) 」(6/26-28, University Center of Exact Sciences and Engineering, University of Guadalajara, Mexico)において、星魁人君(山村研究室・修士2年)が研究発表を行いました。

星君は、「Enhancement of Automata with Jumping Modes」
というタイトルで有限オートマトンとプッシュダウンオートマトンに新たな機能を付加した時に、その性能・能力に
どのような変化が起こるのか研究して発表しました。
コンピュータサイエンスの基礎にある離散的構造は離散数学の一つであり、数理科学コースにおいても活発に研究を
行っているテーマの一つです。

星君の研究成果は以下の論文にまとめられ掲載されました。

 Enhancement of Automata with Jumping Modes,
 Szilard Zsolt Fazekas, Kaito Hoshi, Akihiro Yamamura,
 AUTOMATA 2019, Lecture Notes in Computer Science,
 Springer-Verlag Vol. 11525 pp. 62-76 (2019)

 

理論計算機科学のセミナーを行います.

来週5月29日に、デブレツェン大学(ハンガリー)から2名の客員研究員(Professor Tamás Mihálydeák , Professor György Vaszil)を招いて理論計算機科学のセミナーを行います。

日程等は以下の通りです。多くの方の参加をお待ちしております。

テーマ
Tamás Mihálydeák: Generalized Theory of Rough Sets and its Logic
György Vaszil: Recognizing Strings with Watson-Crick T0L Systems

日時 2019年5月29日(水) 10:30-12:00
場所 共通-127教室

「数理科学工学コース 進路選択ガイダンス」を開催しました。

(株)リクルートキャリアより菅野大和氏を講師にお招きし、卒業後の進路を見すえて「今」みなさんに知っておいて欲しい情報についてお話しいただきました。

開催日時: 令和元年5月20日(月)16:10~17:40
開催場所: 理工学部7号館209室

 
主な内容

  • 先輩から学ぶ就職動向と今後の予測
  • 学士卒・修士卒のちがいって?
  • 就職活動の準備について
  • インターンシップに関する情報

 

平成30年度成績優秀者表彰

平成30年度 の成績優秀者を次の通り表彰しました(以下、学籍番号順、敬称略)。

北光会賞受賞

  • 4年次 村上梢恵

北光会賞受賞者は、成績が優秀だった4年生の中からコース推薦された学生です。

 
数理科学コース成績優秀者

  • 4年次 樋口 将太
  • 2年次 佐野 友紀

数理科学コースでは毎年度、2年次および4年次の後期までの通算成績が優秀だった学生が成績優秀者として表彰され、2 年生には次年度初めのガイダンスの時に、4 年生には卒業式後に、表彰状と副賞が贈られます。

各位のさらなるご健闘を祈ります。

オートマトンとロジックのワークショップを行いました

3月26日—3月27日に秋田大学にてオートマトンとロジックのワークショップを行いました.
全参加者25名(内講演者11名)の賑やかなワークショップとなりました.
講演スライドはワークショップのページにて公開されていますので,ご興味のある方はどうぞご参照ください.

 

 

 

 

高大接続アカデミック授業(高大接続センター数学WG事業)を行ってきました(2019年3月18日)

秋田高校にお邪魔し,理数科2年生と,閉曲線のかたちについて考えました(65分+65分)。
秋田県内の高校の数学教員や教育センター,高校教育課の方々にも授業をご覧いただきました。

平面上に自由に描かれた閉曲線を方向を変えて眺めて,その姿を記録すると,曲線のくぼみや変曲の様子が
鮮やかに浮かび上がることを確認しました。さらに,直線と曲線の交点の数や,曲線の長さまで分かってしまいます。
この操作が広い意味で「微分」にあたることを説明しました。

授業の様子は,高大接続センターのホームページをご覧ください。

当日の資料

授業に登場した曲線の模型

 

弘前大学と幾何学分野の合同研究発表会を行いました

2019年3月14日に弘前大学教育学部の幾何学研究室(山本稔准教授)と合同で,4年次学生と大学院生によるセミナー報告会を行いました。両大学の幾何学研究室は近接した研究テーマを持ち,地理的にも隣接しているという利点を生かし,これまでも,共同研究や,活動成果の相互発表,相互助言などを行って来ました。今回,新たに,学生同士の成果報告やセミナー報告を主とした研究発表の場が設けられ,初回の成果発表会を行いました。

本コースから 3名の院生,学生が,セミナーの成果を発表したほか,2名の大学院進学予定者も参加し,弘前大学の4年次学生2名,弘前大学山本先生と本コースの小林を交えて活発な意見交換を行ないました。

この発表会は今後も継続して開催し,セミナーメンバーの活動を深める支援としたいと思います。
次回の発表会は5月末に秋田大学で開催の予定です。

「幾何学」,「写像」,「勉強会」,「交流」,「学生による報告」などに関心がある方(社会人,学生,高校生など)の参加をお待ちしています。関心のある方はご連絡ください。

当日の資料

RIMS研究集会「言語、論理、代数系と計算機科学の展開」で学生が研究発表を行いました

2019年2月20-22日に、京都大学数理解析研究所にて研究集会「代数系、論理、言語と計算機科学の周辺」が開催されました。

「Computer experiment for extension of Konig-Egervary theorem 」
「Multi Colored Rearrangement Problem of Arrays by Prefix Reversals 」
「Counting by deep learning 」
「Automata reading discontinuous character strings 」
「Injectivity of subword occurrence indicators 」

という題目で、山村-Fazekas 研究室の保坂大介君(M2)、加瀬力君(M1)、平賀太竣君(M1)、星魁人君(M1)、本間海斗君(M1)がそれぞれ20分間の発表を行いました。

 
【感想】

保坂:
前回と同じく、min-max定理の一つであるKonig-Egervaryの定理の拡張を試みる研究について発表しました。
2回目ということもあり、前回よりは理解を深めることができましたが、英語の聞き取りや読解に苦労する場面もありました。これからは数理科学の学習に加え、英語の学習も強化していきます。
加瀬:
今回は、去年RIMSで発表した「Rearrangement of two-dimensional colored arrays」を発展させた内容について発表しました。
このRIMSでも、英語力の無さから多くの発表を深くは理解できなかったが、自分の関心を持っている環論についての発表は、興味深い内容であったし、専門用語などがわかっているだけに聴講して良かった。次の学会発表は、今回の反省点を生かし、より良いものにしたい。
平賀:
今回、機械学習を用いて機械に画像内の特定のオブジェクトを自動でカウントさせる研究について発表しました。
研究集会に参加し、自分の発表の課題を改めて認識しました。また、他の方々の発表を聞き、英語が不得意なことや専門知識が少なかったためあまり理解ができませんでした。これからは研究内容だけでなく、発表スキルや英語についても勉強をしていきたいと思います。
星:
今回、不連続に文字列を処理できる右一方向ジャンピング有限オートマトンにスタック機能をつけたオートマトンについて発表しました。
研究集会を通してスライドの図や文章、発表の仕方で聞き手のわかりやすさが変わることを痛感しました。良いスライドと発表は、専門的な知識が少ない私でも内容を理解することができました。自分の発表が終了した後でスライドや発表のやり方についての改善点が見えてきたので、この経験を3月に行われるワークショップに活かしていきたいと思います。
本間:
形式言語理論におけるツールの一つであるParikh Matrix Mappinngと呼ばれる写像の像について研究し発表しました。自分の考えた定理を発表することだけを念頭に置いていたため、Parikh Matrix Mapping自体の面白さというものが会場の方々に伝わっていなかったので発表の仕方を工夫し次につなげていきたいと思います。

 

出前講義「行ったり来たりを数式で」を行いました

2019年3月11日に秋田県立湯沢高校を訪問し,標題の授業を行い,円の投影について,一緒に考えました(1年生理数科希望者と2年生理数科の合わせて71名が参加)。

投影した位置の変化のグラフを作図して,関数の変化の勢いが変化を先取りすること,サイン関数の微分がコサイン関数になることなどを体験してもらいました。また,コンピュータによる形の識別というホットな研究にも三角関数が登場することを紹介しました。1年生には,この体験を,これから受ける三角関数や微分の授業の肥やしにしてほしいと思います。2年生には,普段の授業で習った内容を新たな視点で見直して,理解を豊かにしてほしいと思います。授業時間は100分ほどでしたが,楽しい1日でした。

小林真人

当日の資料1資料2