三角先生の論文がPhysical Review B(American Physical Society)のEditor’s Suggestionに選ばれました.

“New class of flat-band models on tetragonal and hexagonal lattices: Gapped versus crossing flat bands”
Tatsuhiro Misumi and Hideo Aoki
Phys. Rev. B 96, 155137
https://journals.aps.org/prb/abstract/10.1103/PhysRevB.96.155137

Editor’s Suggestionは特に興味深い論文をEditorが選定して,雑誌のトップページで紹介する制度です.
本研究は東大/産総研の青木秀夫教授との共同研究に基づいており,高温超伝導やトポロジカル物質の模型として期待される「平坦バンド模型」の一般的構成法が示されています.

日本物理学会2017年秋季大会で学生が研究発表を行いました

理論物理学研究室

・菅野勇輝君(小野田グループ・修士2年)が
「二次元トポロジカル・フォトニック結晶における界面モード群速度の選択的制御に関する理論解析」
というタイトルで光ヘリカルエッジモードを利用した三叉路型導波路における非対称伝播について発表を行いました。

・土門慎太朗君(小野田グループ・修士2年)が
「トポロジカル絶縁体二重スピンフィルター模型におけるスピン干渉効果に対する入射角依存性」
というタイトルで当該フィルターへの入射角依存性を利用したスピン制御の可能性について発表を行いました。

オープンキャンパスを開催しました

2017年7月29日(土)に秋田大学オープンキャンパスが開催され、数理科学コースは理工学部1号館で展示を行いました。

各研究室の展示の他、数理科学コースの1年生が初年次ゼミで学習した内容の説明を行いました。

多くの方にご来場いただき、ありがとうございました。

藤原孝一先生(秋田県教育庁)、伊藤成年先生(秋田大学高大接続センター)の講演が行われました

平成29年6月13日(火)に、新入生の初年次ゼミの一環として、秋田県教育庁の藤原孝一先生と、秋田大学高大接続センターの伊藤成年先生の講演が開催されました。

藤原先生はご自身の経験と現在の教育庁での仕事に就くまでの経緯についてお話をされました。

伊藤先生は、秋田県の高校の教員を長く務められ、秋田高校の校長などを歴任されたのちに秋田大学高大接続センター教員に赴任されました。ご自身の教員生活での経験を踏まえた数学を学ぶことの意義についてのお話があり、またそれを理解するための問題演習などが行われました。

藤原孝一先生(秋田県教育庁)

伊藤成年先生(秋田大学高大接続センター)

瀬々先生(横手清陵学院高等学校)の講演が行われました

平成29年5月16日(火)に、数理科学コース1年生の科目である初年次ゼミ「数理科学の世界」の中で、キャリアパス教育の一環として横手清陵学院高等学校の瀬々先生の講演が行われました。

瀬々先生が「博士号教員」として秋田に赴任するまでのお話や、研究者としてのお話、そして現在の高校教員になるためのキャリアパスから、新指導要領によって大きく変わる点などについてのお話があり、それを実感するためのグループ学習が行われました。また近年世界的に話題になっているSTEM教育(Science, Technology, Engineering, Mathematicsに関する教育)についてのお話がありました。

瀬々先生の講演のスライドは以下から見ることができます。

瀬々先生講演スライドファイル