ICT-EurAsia2015 参加報告
山村研究室修士2年 加藤 光,渡邊 悠介
2015年10月4日から7日にかけて、韓国テジョン市コンベンションセンターにて国際会議WCC2015が開催されました。私達はその中のセッションの一つである、ICT-EurAsia2015にて「Comparative Study of Monte-Carlo Tree Search and Alpha-Beta Pruning in Amazons」(加藤)と「Fitness Function in ABC Algorithms for Uncapacitated Facility Location Problem」(渡邊)という題目で、約30分間それぞれ発表を行いました。
1日目(10月3日)
午前9時、秋田空港に集合して羽田空港を経由し韓国・金浦空港へ渡航しました。羽田空港から金浦空港までは約2時間半ですが、韓国と日本は時差がなく午後7時頃に到着しました。空港についてからは宿泊先のホテル直行のバスで移動し、そのままチェックインをして翌日に備えました。
当日ソウル市内で花火大会があったようで、バスでの移動中に道路際や橋の上にものすごい数の人だかりができていて印象的でした。
2日目(10月4日)
ソウル市から大田市までKTX(韓国高速鉄道)で移動しました。乗車券を購入してKTXに乗車する時に、改札も検札も存在せず不安に感じながらも約2時間の道のりを移動しました。また、韓国滞在中は地下鉄もよく利用しましたが、日本に比べて乗車賃が安く本数も多いため気軽に利用できて便利でした。この日から3日間は会場近くのホテルに泊まりましたが、観光地からは離れた場所にあり日本語や英語の案内がほとんどないオフィス街のようなところでした。この日は会場で受付を済ませ、ホテルで各自発表の練習などをして過ごしました。
KTX乗り場
大田・ホテル周辺
3日目(10月5日)
この日は、KTXで新昌に移動して順天郷大学を訪問しました。順天郷大学では、山村教授や同じく学会に参加する教授方のセキュリティに関する講演を、順天郷大学の学生と共に聴講しました。現地の学生や教授と英語で会話する機会もあり、1日中英語に触れる経験をしました。
新昌駅
順天郷大学にて
昼食・豚肉とイカのプルコギ
夕食・ウナギ料理
4日目(10月6日)
発表当日。1番初めのセッションの1番目に渡邊、次に加藤が発表でしたが、適度に緊張を持ったまま無事に発表を終えることができました。発表後は他の参加者の発表を聞き、夜には大田駅周辺を散策しました。
加藤プレゼンテーションの様子
渡邊プレゼンテーションの様子
5日目(10月7日)
学会最終日の発表が終了後、ソウルに移動してソウル市内の観光を行いました。夜は、明洞の繁華街を訪れ夕食を取りました。明洞は観光客で賑わっており、どこの店先にも日本語のメニューが置いており、日本語での客引きも大勢いました。
ソウル明洞
6日目(10月8日)
最終日、金浦空港から羽田空港を経由して秋田空港に帰り、無事渡航を終えました。
【感想】
・加藤
英語での発表は今回2回目で、まだまだ不慣れな事もあり不安も多くありましたが、本番では山村先生やセッションチェアーの方にフォローして頂き、無事発表を終えることができました。また、自分の発表だけでなく、他のセッションに参加している海外の学生・教授の方々の発表を聞けたのも貴重な経験となりました。
韓国滞在中はやはり食事が特に印象的でした。プルコギや焼き肉等の大変辛く、食べるのが大変な料理も多くありましたが、他にも韓国風なウナギの蒲焼きや牛骨のスープなど日本ではあまり食べられないような美味しい料理もたくさんありました。また、テーブル脇の器に入ったキムチが食べ放題だったり一品の料理に対して付け合せが大量に運ばれてくるなど、日本の店とは異なる点が多くその違いに驚きました。
また、5日目はソウル仁寺洞という街に行き、韓国の伝統工芸品やお土産屋などを見て回りました。日本でいう浅草の仲見世通りのような印象で、らでん細工の小箱や金の豚の置物などの珍しい工芸品が沢山あり、日本との文化の違いを実感しました。
・渡邊
私は英語の発表は初めての経験でしたが、論文作成時から発表準備まで何度も先生方に添削をしていただき、無事に発表を終えることができました。渡航中には現地の方や学会関係者と英語で会話する機会が多くありました。相手の言っていることはおおむね理解できましたが、自分の意見を咄嗟に英語で発言することが難しく、簡単な返答しかできなかったことが悔しく感じました。
また、韓国滞在中は飲食店での注文の時に一番苦労をしました。焼肉店を訪れ3人で別々のメニューを注文しようとしましたが、どうやらその店ではグループで同じものを人数分注文しなければならなかったらしく、カタコトの英語も全く通用しなかったためになかなか注文が通りませんでした。戸惑いましたが貴重な経験ができたと感じ、違う文化の国を訪れる時はもっと下調べをしておくべきだったと思いました。