2月9日、セミナー(アドバンストコースセミナー)発表の応用として4色定理の拡張に挑戦してみました。
有限な平面グラフについてはコンピュータが証明してくれているので、今回は命題論理におけるコンパクト性定理といわれるものを使って無限に広い平面グラフでの4色定理を証明しました。
論理学が離散数学の難題に有効であることに驚きです。
記事:佐山裕星
作成:佐々木規仁,佐山裕星
写真:佐々木規仁
秋田大学理工学部 数理・電気電子情報学科
第24回渦糸物理国内会議(11/28~11/30 あきた芸術村)が秋田県仙北市で開催され、ポスターセッションにおいて以下の研究発表を行いました。
理論物理学研究室
・能藤高広君(田沼グループ・修士2年)が
「グラフェン/絶縁膜/超伝導体接合界面におけるアンドレーエフ反射率の入射角度依存性の検討」
というタイトルで、グラフェン用いた超伝導接合系での角度依存したアンドレーエフ反射率の解析について発表を行いました。
また、理論物理学研究室メンバーの笹山理香さん・幸坂隆磨くん(田沼グループ・4年次)、藤原麻都さん・白戸孝明くん(田沼グループ・3年次)が会議場の設営や受付などをお手伝いしてくれました。
山村研究室修士2年 津谷航平
ISTA’16は9月21日~24日の4日間、インド・ジャイプルのLNMIITで開催されました。「Application of Firefly Algorithm to Uncapacitated Facility Location Problem」という題目で約15分間の発表を行いました。
秋田空港から羽田、成田を経由してデリーのインディラ・ガンディー国際空港へ渡航しました。18時半に成田空港を出発しデリーに到着したのは現地時間で20日午前0時頃でした。空港は国防上の理由から撮影禁止となっていました。
空港内で時間を潰し、6時発の飛行機でジャイプル国際空港に向かいました。午前中にホテルにチェックインし、午後からホテル周辺を散策しました。
この日はLNMIIT(The LNM Institute of Information Technology)に訪問しました。学会の受付を行い、学会に参加する教授方の講演を聴講しました。
午後のセッションで発表を行いました。英語での発表は大変でとても緊張しましたが、無事に終えることができました。
学会発表を終え、インド・ジャイプルの宮殿やお城などの観光地を巡りました。インドでは主にリキシャーと呼ばれる三輪タクシーに乗り街中を移動します。目的地と違う場所に向かったり、車が故障したのか修理するために止まったり等、たくさんのトラブルも含めてジャイプル観光を楽しむことができました。
デリーを出発し、成田空港と羽田空港を経由して秋田に帰りました。
学会では主にアルゴリズムやメタヒューリスティクスの分野を中心に聴講し、どの研究も興味深いものでした。海外での発表は初めてで、英語でのプレゼンテーションは困難でしたが非常に有意義な時間を過ごすことができました。
インド滞在中で印象に残っていることは食事と観光です。いろいろなカレーを食べましたがどのカレーも本当に美味しかったです。観光では世界遺産のジャンタル・マンタルやアンベール城など、日本とは違う文化に触れる貴重な体験をすることができました。
本学会参加にあたり、研究室の先生や友人には多くのご協力をいただきました。本当にありがとうございました。
国際研究集会「The International Symposium on Intelligent Systems Technologies and Applications (ISTA’16) 」(9/21-24, LNMIIT, Jaipur, India)において、津谷航平君(山村研究室・修士2年)が研究発表を行いました。
津谷君は、「Application of Firefly Algorithm to Uncapacitated Facility Location Problem」
というタイトルで群知能の一つであるFireflyアルゴリズムを最適化問題である施設配置問題に応用する研究について発表しました。
群知能は活発に研究されている人工知能のテーマの一つです。津谷君は、ホタルの発光現象に基づくアルゴリズムに局所的探索手法を適用した際に、最適解が求まる確率と、得られた解と最適解との近さに及ぼす影響について計算機実験を行い、その成果を発表しました。
日本物理学会2016年秋季大会(9/13~9/16 金沢大学)ポスターセッションにおいて、以下の研究発表を行いました。
理論物理学研究室
・泉澤悠介君(小野田グループ・修士2年)が
「異方向的3次元格子模型列における弱いトポロジカル絶縁体相の数値的検証」
というタイトルで拡張版格子模型列への異方性導入による弱いトポロジカル絶縁体相の発現について発表を行いました。
平成28年度電気関係学会東北支部連合大会(8/30-31, 東北工業大学)において、以下の研究発表を行いました。
山村研究室
・津谷航平君(修士2年)が
「A Combination of the Firefly Algorithm and Local Search for the Uncapacitated Facility Location Problem」
というタイトルで研究発表しました。
・堀川航洋君(修士2年)が
「Anonyomous Single Sign-on Using Attribute-based Signatures」
というタイトルで研究発表しました。
理論物理学研究室
・能藤高広君(田沼グループ・修士2年)が
「グラフェン/絶縁膜/超伝導体接合におけるアンドレーエフ反射の検討」
というタイトルでグラフェン系超伝導で起こるアンドレーエフ反射の超伝導ペアポテンシャルの対称性に対する影響について発表を行いました。
・泉澤悠介君(小野田グループ・修士2年)が
「拡張版トポロジカル絶縁体格子模型列における表面状態の数値解析」
というタイトルで一連の格子模型列における弱いトポロジカル絶縁体相の可能性について発表を行いました。
・土門慎太朗君(小野田グループ・修士1年)が
「トポロジカル絶縁体スピンフィルターにおけるスピン干渉効果の応用に向けた理論解析」
というタイトルでヘリカルエッジ・スピンフィルターを利用したスピン制御について発表を行いました。
・菅野勇輝君(小野田グループ・修士1年)が
「フォトニック結晶界面モード群速度の選択的制御に関する理論解析」
というタイトルでフォトニック結晶導波路屈曲部における界面モード乗り換えの効率化に関する発表を行いました。
※種田敏大氏(平成27年度修了生)との共同研究
オープンキャンパスを2016年7月30日に開催します。
詳しくは秋田大学オープンキャンパス2016 理工学部プログラムをご覧ください。