RIMS研究集会「言語、論理、代数系と計算機科学の展開」で学生が研究発表を行いました

2017年2月20日から22日にかけて、京都大学数理解析研究所にて「言語、論理、代数系と計算機科学の展開」研究集会が開催されました。
「容量制約なし施設配置問題へのホタルのアルゴリズムの適用(Application of Firefly Algorithm to Uncapacitated Facility Location Problem)」と「属性ベース署名を用いた匿名シングルサインオンの提案(Proposal of Anonymous Single Sign-on Using Attribute-based Signatures)」
という題目で、山村-Fazekas 研究室の津谷君と堀川君がそれぞれ15分間の発表を行いました。

【感想】
・ 津谷航平
群知能の一つであるホタルのアルゴリズムを最適化問題である施設配置問題に応用する研究について発表しました。
行きの飛行機の欠航などトラブルはありましたが無事発表を終えることができました。研究集会は「言語、論理、代数系と計算機科学の展開」ということで、多岐にわたる研究発表が見られました。全てを理解することはできませんでしたが有意義な時間を過ごすことができました。

・ 堀川航洋
匿名性をもったシングルサインオン方式の提案について発表しました。発表に関しては、スライド作成の際に先生にフォローを頂いたため、無事に発表を終えられたと感じています。他の方の発表は難しいものが多くありましたが、研究の過程で学んだことに関するものもあったので参考になる部分もありました。

・佐藤達彦
オートマトンや数理モデルに関する研究が多い印象を受けました。特に印象に残った、または理解できた発表として、回文の圧縮を利用して訪れたウェブページの道筋の中の冗長な部分を排除し、最適な経路を算出するというものがありました。これは研究内容そのものよりも、オートマトン等の研究がどのようにして現実問題に応用されるかが示されたものとして、非常に興味がわきました。今回の研究会は数理に関するものが主体で、特に理論の話が多かったように感じます。今回の研究会では数理モデル、オートマトンの学習への意欲を生むきっかけとなったと思います。