教職員紹介
離散系数学
群、環、体と呼ばれる代数的構造や、語の組合せやグラフなどの離散的な構造、そしてアルゴリズムや計算複雑性、数理論理学などの理論的計算機科学を研究しています。
山村明弘(ヤマムラ アキヒロ)
組合せ群論、代数的半群論などの代数構造の研究。暗号・認証技術を中心とした情報セキュリティと理論的計算機科学
- 専門分野
- 代数的半群論、組合せ群論、情報通信セキュリティ
- 主な担当科目
- 集合と論理、代数学II、代数学III、離散数学I、情報セキュリティ
- 個人のホームページ
- http://crypto.ie.akita-u.ac.jp/yamamura.html
- 研究室のホームページ
- http://crypto.ie.akita-u.ac.jp
FAZEKAS, SZILARD ZSOLT (フアゼカス シラード ゾルト)
Two of the hottest fields in computer science research are bioinformatics and web searching related issues. I try to focus on questions in both of these domains. My main research interests include bioinformatics and biologically inspired string operations, automata theory and combinatorics on words. One of the topics I am working on at present is trying to find molecular graphs from incomplete descriptions obtained from existing chemical compounds. Another current interest involves modeling the biological notion of hairpin formation with string operations, the so called hairpin completions. I am also investigating a new compression method based on an algebraic structure which involves binary strings and concatenation and a complementation based product operation. I plan on turning more and more towards current trends in bioinformatics and string algorithmic research building on string combinatorics experience.
- 専門分野
- 形式言語
- 主な担当科目
- 離散数学II、計算論I、計算論II
連続系数学
「連続系数学」グループでは, 連続に変化するものや現象の織りなす豊かな世界を研究対象にしています。ひとつは, 点の連続的なつながりである曲線, 曲面や, それらの高次元版である多様体の形や付加構造です(幾何学系の分野)。もうひとつは, いろいろな所から出発してジグザグに動く点たちが作る現象 (拡散現象, 熱伝導現象や確率過程) です(解析系の分野)。いずれの分野の対象も,連続に動くたくさんの変数たちを使った式で表されます。
河上 肇 (カワカミ ハジメ)
拡散方程式(熱方程式)とそれに関連する逆問題の研究をしています。主に積分を用いますが, その際用いる積分(ルベーグ積分)と高校で習う積分(リーマン積分)を図にすると、右のような感じです。逆問題には確率論と最適化 (関数が最小になる点を求めること) も関わっています。そして最近は、これらを用いる人工知能(と呼ばれるもの)に、ちょっと関心を持っています。
- 専門分野
- 拡散方程式
- 主な担当科目
- 解析学II、解析学III、積分論
小林 真人(コバヤシ マヒト)
全貌を直接捉えることの困難な多様体の形を,平面や2次元球面,射影平面などに写像(投影)した際に発生する輪郭線(特異値曲線)に基づいて推測する研究をしています。たとえ目に見える図形でも,形を正確に解析するのには工夫が要ります。視認困難な空間曲線の0-捩れ点や平面曲線の変曲点の位置と数を射影変換(全周投影)で探す等の応用研究もしています。
- 専門分野
- 特異点論、写像による多様体の研究
- 主な担当科目
- 幾何学I、幾何学III、解析学I
理論物理学
物理学の研究対象は、素粒子・原子核をはじめ、原子や分子からなる様々な物質群、そして宇宙など、実に多岐にわたっています。物理学分野全体は、大まかに理論物理学と実験物理学の分野に分けることができますが、ここでは主に前者の教育と研究を行っています。実際の物理系やそれらが示す現象の特徴を抽出・抽象化した数理模型の記述方法や、それらの模型を解析するための数学的方法および数値計算手法などを学ぶことができます。
小野田 勝 (オノダ マサル)
周期的な構造中を伝搬する電子や電磁波などの奇妙な振る舞いについて幾何学的な観点から研究しています。量子力学的な状態はヒルベルト空間と呼ばれる抽象的な空間における点として表すことができるのですが、それらの点同士の繋がりに見られる幾何学的特徴がどのような物理現象として現れてくるのかに興味を持っています。
- 専門分野
- 物性理論
- 主な担当科目
- 量子力学II、熱統計力学
山口 邦彦 (ヤマグチ クニヒコ)
層状物質における量子効果
- 専門分野
- 物性物理
- 主な担当科目
- 物性物理学、複素解析、微分方程式
田沼 慶忠 (タヌマ ヤスナリ)
不均一系の異方的超伝導体に関する研究
- 専門分野
- 物性物理
- 主な担当科目
- 電磁気学、量子力学I
技術系職員
数理コースでは,以下の技術系職員が,実験・実習などの指導や研究する学生の支援を行っています.
谷口 智行 (タニグチ トモユキ)
名誉教授
上柿 英二 (ウエガキ エイジ)
- 専門分野
- 原子核物理