珪藻土を用いた植物成長促進技術の実証試験が花巻で始まりました
3月23日の日本農業新聞に、珪藻土を用いた植物成長促進技術の実証試験に関する記事が掲載されました。
リンゴ品質の向上と販売強化の取り組みと併せて、昨年発生した凍霜害の対策を模索しているJAいわて花巻からの依頼で、3月13日に花巻市内のリンゴ園地で珪藻土を使用した試験を行いました。
珪藻土は秋田県を代表する地下資源で、主に濾過助剤として食品産業や工業で利用されていますが、最近の研究で植物成長促進効果があることも分かりました。食品産業や工業で利用できない珪藻土の規格外品を農業に使用することで、資源のさらなる活用が期待できます。
珪藻土は、農作物に対して、収穫量の増大や、果実の肥大化、糖度の上昇などの効果をもたらします。先行して試験を実施している山形県東根市のサクランボでは、糖度が上昇すると共に霜害も免れたことから、珪藻土の土壌への添加で凍霜害を軽減できる可能性があります。